以前、「人生で大切なマインドセット」として「即動」の重要性を紹介しました。
この記事は多くの方に読んでいただき好評でした。
ありがとうございます。
今回は、2つ目の重要なマインドセットをご紹介したいと思います。
それは、「等価交換の原則」です。
引用:鋼の錬金術師
大人気漫画『鋼の錬金術師』では、「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。 何かを得るためには同等の代価が必要になる。」との名言があります。
これは私たちの人生にも当てはまる人生の真理です
これを理解できないと、「被害者意識」が抜け切らないままの人生になってしまい、生きづらいものとなるでしょう。
本記事では、「等価交換の原則」が持つ2つの意味と、「等価交換の原則」を理解するとあなたの人生がどのように変わるのか、について述べていきます。
「等価交換の原則」の1つ目の意味
「何かを得るためには同等の代価が必要になる。」という前提に立つと、望むものが手に入らないのは、自分自身が対価となる価値を提供できていないから、ということになります。
例えば、「収入が低くて生活が苦しい、なんとかしたい」という悩みがある方の望みは、「今よりも収入が上がること」「お金を稼げるようになること」でしょう。
そして、その望みを叶えるため、収入や稼ぎを得るための「対価」を払わなければなりません。
今より収入が良い会社に転職したいなら、その会社に採用されるだけのスキルと経験、そしてそれらを的確に伝える説明力・売り込み力が必要です。
それらを持ち合わせていないのなら、転職できないので、今のままの収入を受け入れるしかありません。
すべては、自分の実力不足です。
また、副業として「せどり」をやって稼ぎたいなら、売上を立てて利益を出す必要があります。
そのためには、利益商品を見つけるリサーチ力、実際に購入して販売する労力と引き換えに稼ぐしかありません。
もう1つわかりやすい例を出すと、美人な彼女がほしいという欲望がある方は、その美人が関係を許してくれるほどの男性としての魅力(社会的地位、世界観、生き様、トーク、外見etc)を提供できない限り、一生関係を持てることはありません。
結局、今の収入も、今の人間関係も、今の異性関係も、自分の望む状態になっていないのなら、それは自分自身が手に入れられるだけの対価を払っていないからなのです。
この原則を理解すれば、「なぜ自分が!」と被害者意識を持つことはありません。
単純に自分の実力不足であり、行動不足だからです。
「等価交換の原則」の2つ目の意味
それは、何かを手に入れたら、何かを失うということです。
例えば、あなたが副業で得た10万円を使って、豪華な旅行を家族にプレゼントしたとします。
ここでは、素敵な家族旅行と10万円を等価交換しています。
その裏で、もう1つの等価交換が行われているのです。
その10万円があれば、例えばブランド物のアイテムを買えました。
やろうと思っていた歯の矯正や美容整形にもお金を使えました。
あるいは、起業するための資本として10万円を貯めることができました。
気づく気づかないは別として、何かを手に入れたら、それ以外の可能性や機会を失っているのです。
それは時間の使い方も同様で、2時間の飲み会に行ったとしたら、その2時間でできた読書や映画鑑賞などの機会を失っているのです。
ここで重要なのは、「捨てる」ことの意識です。
手に入れたら失う、ということは、捨てたら入ってくる、ということです。
何かをあえて捨てることで、手に入るものがあります。
「ワークライフバランス」という言葉があるように、なんでもバランスよくやるのが正解みたいな風潮もありますが、自分が望むものを手に入れるためには、何かを捨ててバランスを壊す必要があるのです。
「等価交換の原則」を理解することで何が変わるか
被害者意識が無くなる、主体的に生きられるようになる
一番のメリットは、被害者意識を捨てて、主体的に生きるようになることです。
望むものが手に入らないのは、自分がそれに見合う価値を提供できていないだけなので、純粋に自分の実力不足・行動不足です。
環境や周囲の人間に嘆いて、被害者意識を持って生きていても現実は何も変わりません。
「そうか、望みを手に入れるに見合うレベルに自分はいないのだな」
こう理解することで、始めて足りないものに向き合うことができるのです。
これが「生きる」ということなのではないでしょうか。
投資・選択の概念が理解できる
人生は短いので、何もかにも実現できることはできないし、望みは全て叶えることができません。
旅行先を1つ選ぶ際も、他の旅行先を切り捨てることになります。
自分は何を実現したいのか、何を望んでいるのか、自分の気持ちに正直になりましょう。
そして、自分の望みを理解できたら、そこに全力投入。
そして、それ以外のことは捨てる(やらない)決断をしましょう。
私自身、等価交換の原則を理解して始めて、世の中がクリアに見えるようになったなあと感じています。
この記事を読んで、少しでも感じることがあったら嬉しいです。
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